日本のコンテンツストラテジー

日本のコンテンツストラテジー
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コンテンツはユーザーのためにあり、そのユーザーは人です。このあたり前の前提からコンテンツの制作、とりわけコンテンツストラテジーに心理学の知識を援用する、その必要性を想像して欲しいのです。コンテンツをプロットするコンテンツストラテジーの立案、それは人がモノゴトをどう理解し、理解したいと思っているかに大きく左右されます。そこに記憶にとどまるコンテンツマーケティング、高い情報保存の力が宿ると考えられるからです。それでは日本人のモノゴトの見方、それを西洋人との比較から少し探ってみましょう。

コンテンツ、どう理解し、理解したいのか

われわれ日本人の仕事の進め方は全体像を把握し、それから個別の事象を理解してゆく傾向があります。旅行に行って娘の写真を撮れば背景を含めて撮影したがる、かわいらしく。かわいい娘の顔をアップにしたくても、いきなりその構図で撮影することはありません。この傾向は中国、韓国などアジアモンゴロイド全体に認められることです。

いっぽうヨーロッパ・アメリカ文化で育った西洋人はどうでしょう。仕事をはじめるとき、仕事の全体像を聞く人間はまずいません。かわりに自分が何をすればよいのか、詳細に聞きたがる傾向が強くあります。同僚との仕事のからみを聞いてくる人間もまずいません。また写真を撮れば、人物を中心にアップされた構図を選ぶ傾向が強くでます。

では行動の次に、書き物をみてみましょう。
その代表として、ここでは住所表記をとりあげます。

日本では、兵庫県神戸市中央区東川崎町1-8-4と表記します。これを西洋では1-8-4、東川崎町、中央区、神戸市、兵庫県となります。大きな場所から小さな目的地へ向かって表記する日本。それとは反対に、目的地点からだんだんに空間を広げてゆくのが西洋流です。

モノゴトの理解の仕方。写真の構図の選り好み。
それぞれの特徴みがよく表れていることがわかります。

ユーザーが求めるコンテンスは何か、ユーザーに選好されるコンテンツはどうプラニングするべきか。コンテンツストラテジーにターゲットユーザーが喜んで記憶にとどめてくれる順序だてをちょっと、加えるてあげるだけでもよそとは違うコンテンツマーケティングに育てることができるのです。

私たちのコンテンツストラテジー

コンテンツマーケティングは2012年ぐらいから注目されました。私たちが日々接するコンテンツマーケティングについての情報は、いまは主にアメリカから日本へ届けられたものです。
それは日本語で書かれていますが、ソースはアメリカ発の情報です。ですからその情報はアメリカ人に対して成功が認められたケースで、そこから般化された知識なんだということをわすれてはいけません。

森を見てから木を見る、全体から目的地を理解しようとする日本人。かたや木から森を眺める、目的地から全体を理解しようととする西洋人。理解の仕方がことなるんだ、ということを忘れないようにしてください。

さまざまな角度から、一つのものに近づこうとするコンテンツ。
一つの物をクローズアップして、さまざまな角度から解釈を与えるコンテンツ。

ターゲットユーザーの理解の好みはどうなのか、モノゴトをどう理解し、理解したいと思っているのか。

コンテンツマーケティングの高い情報保存力を最大限に発揮するには、ターゲットユーザーの理解の仕方、その好みが違うことを知ってうえでコンテンツストラテジーをくみ上げていってください。

それがクールな日本でコンテンツマーケティングをする近道なのです。

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