コンテンツマーケティングのコンテンツとは

コンテンツマーケティングのコンテンツとは
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コンテンツはユーザーの声

ユーザーが必要としている情報をコンテンツとして提供し結果、マーケット内で独自のポジションを築きあげる。これが、コンテンツマーケティングに期待される役割だ。

では、ユーザーが必要としている情報を汲み上げ、その期待にこたえるコンテンツを制作するためにはどうしたらよいのか。

まずは、「ボクは何を提供すればよいのか。」からスタートするのではなく、「ユーザーは何を求めているのか。」を知ることからはじめたい。コンテンツは発信者である企業のために存在するのではなく、ユーザーのために存在するものだからだ。

そのためには、ユーザーと交わされる会話に注意を向ける必要がある。ユーザーが製品サービスをどのように使っているのか。それは想定されたものなのか、それとも想定された使い方を逸脱したものなのか。どうして逸脱しているのか。どうして想定された使い方をしていないのか。ユーザーの課題、困惑、ニーズをしっかり聞くことは、コンテンツ制作のヒントを多く見つけることにつながるだろう。

ユーザーの何に役だっているのか

ユーザーの課題、困惑、ニーズを聞くことができたら、次に「ユーザーにとって、自分たちの価値は何なんだろう。」と自問して欲しい。

ユーザーのビジネスモデルをしっかりと把握したうえで、自社の製品サービスがどのように役に立っているか分析する。この分析で重要なのは、ユーザーの収益拡大やコストの削減など直接的なメリットだけでなく、ユーザーの顧客いわゆるエンドユーザーへどのような影響を及ぼしているかを加味してもらいたい点だ。

ユーザーは彼らの顧客に満足を与えるべく日夜奮闘している。その顧客満足の重要な部分が、あなたの会社の製品サービスに負っているとなれば、あなたは取引先から一挙にパートナーの地位を獲得することになるだろう。これこそまさに、マーケット内で独自のポジションを獲得した瞬間だ。

営業先やセミナー会場、ウェブサイトへの問い合わせや顧客アンケートで集めることのできる情報はすべて、コンテンツのネタとなりうる。
ユーザーへの誘導、特定の編集意図のもとに行っては水の泡だが、ユーザーの声をありのままに加工することなく聞いて欲しい。なかには深刻な課題や不満もあるだろう、扱いづらいテーマも恐れる必要はない。なぜなら扱いづらいテーマは重要な課題である可能性が高く、コンテンツとしての価値が高いと考えられるからだ。

ユーザーの声と、自分たちの価値。

これでコンテンツのネタが整ったことになる。

エディティングモードの選択

ユーザーの声と、自分たちの価値。2つが整った次は、エディティングモードの選択だ。いわゆる「らしさ」の発揚をどうするのか、という問題になる。

ラーメン屋をラーメン屋ぽくなくすと途端に売上が落ちるように、専門家は仲間でありまた、自分以上のプロフェッショナルから言葉を聞きたいものだ。ここでは「専門用語」の扱いに注意を払いたい。これだけでも制作されるコンテンツが秘める力に雲泥の差がつく。

本来の意味から逸脱していても、専門用語として成立しているキーワードはそのまま使う。物事の単位、尺が使われる現場にメートル表記をしてはいけない。あくまでも「らしさ」にこだわる。相手によって「専門用語」をどれくらいのレベルで使用するかも考えなくてはならない。

高度な専門性のもとにサービスを提供しているユーザー企業向けのコンテンツであっても、専門スタッフと経営層が全く異なる場合がある。その場合、あなたの会社の製品サービスを使うヒトは専門スタッフだが、購入の意思決定は経営層が行う。ターゲットの属性を考えて、専門用語に注釈をいれたり、例えを用いたりなどアイデアも必要だ。

ユーザが求めるものがコンテンツである。何を提供するかではなく、何が求められているのか。コンテンツの力を左右するのは、最初に実施するこのネタ集めにある。ユーザーのありのままの声、自分たちのありのままの価値。ぜひ、正確につかんでコンテンツに反映していただきたい。

マーケット内で独自のポジションを築く、その一歩になることは間違いない。

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