ウェブビジネスの付加価値を問いなおす事業計画書

ウェブビジネスの付加価値を問いなおす事業計画書
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ウェブマーケティングはビジネスの目標を実現するための一つの方法です。とうぜん、ビジネスの体力がウェブマーケティングの成果に影響をあたえることになります。
ビジネスの体力は、「付加価値」です。それは、そこに「儲け」があるからです。ビジネスで儲ける、儲け続けるために必要なのはこれ、「それぞれの成長ステージにおいて付加価値を検討すること」です。今日はウェブマーケティングを支える付加価値、これを見直し続けるために必要な事業計画書についてお話をしてみたいと思います。

付加価値を見直すために事業計画書をつくる

事業計画書をつくる。これは、ビジネスをすすめるうえで避けては通れない作業で、もちろんウェブビジネスでもおんなじです。
アイデアを、目に見える形にして検討するため。仲間と共有するしたり、ビジネスコンテストで発表したり、あと事業資金集めのためにも。そして、なんといっても奥さんの許可を勝ちえるために。計画書をつくる意味はいろいろ思いつくと思います。では最も大切なことは何でしょう。面倒な計画書作り、パソコン苦手。ビジネスプランは俺の頭にある。なんでも聞いてくれ。でも、計画書をつくる。
事業計画書をつくる最大のメリット、それは作成作業にあります。この作業自体が「ビジネスの付加価値」、これを再検討する機会を与えてくれるのです。

ナゼ儲かるのか、ナゼ儲けがつづくのか

起業、独立、開業、ベンチャー、新規事業の事業計画書は大変おもしろい。特に、有望な印象を与えてくれる事業計画書にはイメージできる未来が書かれているものです。ところが「なぜ儲かるのか」、「どうして儲けがつづくのか」、この2つの命題にたいする回答が書かれた計画書はとても少ない。

この儲け、生みの親は付加価値です。よそと違う特徴、これでなくちゃダメという理由が付加価値です。同時にこの付加価値に、顧客はお金を払う用意があるのか。拍手が両の手でなるように「付加価値と顧客の懐具合」、この両の手がならなくては儲けにはならない。それはイコール、事業が続かないことを意味しています。

新規に事業をはじめるときはたいてい、ニッチな市場に限られた技術、限られた人数、限られたお金で参入します。ということは、事業開始当初の付加価値の寿命がつきると事業も終わってしまう事が多いのです。開始当初は面白いアイデア(付加価値)であっても、あっというまにコモディティ化してしまう今、似たような満足をあたえる製品サービスが登場すれば、同じ付加価値では終わってしまうのです。
意外な伏兵もいます。若者市場を奪われてしまったスポーツカー、相手は携帯でした。古くはボーリング場、これは居酒屋チェーンです。

事業をはじめるとき、事業を維持するとき、競合が参入してきたとき、それぞれのステージで付加価値をどう維持して「儲けつづけるのか」、事業計画書の作成を通じてそれぞれの場面に必要とされる付加価値を見つめることができるのです。

儲け、からスタートする事業計画書

面白いアイデアを事業化する、事業計画の作成はとにかく「儲け」を決めてから必要な売上や仕入、許される販管費など、ゴールから積み上げて欲しいと思います。「儲け」は付加価値です。

いずれにしても「たら。れば。」が避けて通れないのが新規事業です。はじめから戦略や方法論の変更はあるものと受けいれて、達成する数字を確定しましょう。こちらから見るとはるかに遠い目的地も、目的地から見れば意外と近いもんのです。「行くときは遠かったのに、帰り早いね。」よく言うとおりです。

  • 事業が一応の成功を収めた時にあるべき付加価値
  • 競合が参入した時に事業を維持するために必要な付加価値
  • いまスタートを切るに必要な付加価値

ウェブは「即時性」と「双方向性」が特徴です。即時性にフォーカスして日本全国から注文がとれる地方の逸品を販売するネット通販、しばしば聞くビジネスですがこの程度の付加価値では勝負になりません。前述のステージ3つの付加価値、どこにも相当しないでしょう。

事業計画、儲けの事業計画を作成する。このことはすぐ近くに迫っているビジネスの成長ステージ、その時に必要な付加価値は何か、この問に重要なヒントを与えてくれるのです。

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